天然水の特徴
- 2015/12/31
- 水の知識
天然水の最大の特徴としては「自然そのままの成分を活かしている状態」ということが挙げられます。
地下から汲み上げた水や湧き水などを貯水し、それらを飲料水として問題が無いように処理をしてボトルに詰めることになりますが、その際に、化学処理を一切行わずに詰め込まれることになるので、自然のままの水を堪能することが出来ます。
近年、日本の水源が少なくなっていて天然水の供給が難しくなっていることも問題の一つとなっていますが、海外から水を輸入して加工し販売しているメーカーも多くなっているので、水源独自の水の味を楽しみたいという方にはオススメになっています。
『天然水が作られる行程について』
天然水が作られる行程としては、5つの段階が存在します。
- 水源から湧き水や地下水などを貯水する
- 貯水した水に含まれる不純物を沈殿させる
- 不純物を沈殿させた水の上澄みを濾過装置に通す
- 濾過された天然水を低温で加熱処理する
- 加熱処理が完了した天然水をボトルパックに詰める
以上の5段階となっています。
この行程を見ると、日本の浄水場が行っている作業に非常に近いものがありますが、化学的な処理や薬品の処理が一切含まれていないのが特徴になっています。
また、加熱処理に関しても、低温で長時間の殺菌となっているので、水に含まれる有益な成分を破壊せずに処理することができるので、水に溶け込んでいるミネラル成分が壊れないのがポイントです。
『ウォーターサーバーで天然水を選ぶメリット』
ウォーターサーバーに使用されている水で、天然水を選ぶメリットとしては下記の3点が挙げられます。
- 水源によって異なる味を楽しむことが出来る
- 自然のままのミネラルを摂取することが出来る
- バナジウムやゲルマニウムなどの近年話題の成分もありのままに摂取することが出来る
以上の3点となっています。
特に、水源によって味が異なるというのは面白い発見だと思います。
同じ天然水でも、水源が異なれば水に含まれる成分が大きく違いますので、当然のように味も異なるということに繋がります。
また、近年ではミネラルを処理の行程の中で添加するという水も多くなっていますが、自然のままのミネラルをそのまま摂取したいという方は、天然水の方が向いています。
ウォーターサーバーの水を選択する際に、水に含まれている成分を事細かに調べることも可能になっていますので、水で栄養を摂取したいという方は契約をする前に、水に含まれている成分について聞いてみると良いでしょう
『天然水でも硬水と軟水に分かれている』
日本の水源から貯水された水の場合は、多くの場合、軟水となっていることが挙げられます。
これは、土壌が関係している問題となっているのですが、逆に海外から輸入した水の場合は、ヨーロッパ圏の場合、硬水が多くなっています。
そのため、同じ天然水でも水源によって硬水と軟水に分かれていることが特徴として挙げられます。
水源によって水の性質が変わるというのは、当然のことですが面白い話だと思われますので、水を選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか。